パワフル吸引掃除で床のざらつきとサヨナラ!
さっそく掃除をしてみましょう。本体上部の開始ボタンを押すと、自動モードで掃除を開始します。デフォルトの吸引力は<標準モード>になっており、EnfyHomeアプリから選択すれば、吸引力を<最大モード>に変更することができます。
Eufy RoboVac G10 Hybridの吸引力は、AnkerのエントリーモデルEufy RoboVac 11Sの約1.5倍となる、最大2000Pa!パワフルな吸引力で、どんどんゴミを吸っていきます。ですが、静音性が高く、一般的な電子レンジの動作音と同程度の静かさなので、音はさほど気になりません。これなら、夜間や早朝にロボット掃除機を動かしても、隣近所の方々にご迷惑にならずに済みそうです。
充電ステーションから出発したEufy RoboVac G10 Hybridは、平行経路をたどりながら掃除をした後、自動的に充電ステーションへ戻ります。これは、ナビゲーションシステムにジャイロセンサーと加速度センサーを用いた独自のスマート・ダイナミック・ナビゲーションを採用しているため。ロボット掃除機自体の位置と進行方向を認識し、効率的に、くまなく掃除します。
もし掃除中にバッテリー残量が少なくなれば、自動で充電ステーションに戻り、充電を開始。フル充電になったら、再び稼働して、自動的に残りの掃除を済ませてくれるのは、ありがたいですね。掃除時間の目安ですが、吸引モードや掃除する床によって異なります。吸引力<標準モード>で硬い床を掃除した場合は、約80分の稼働。吸引力<最大モード>で中程度の毛足のカーペットを掃除した場合には、約40分稼働します。
好印象だったのが、同梱されていた結束バンド。ロボット掃除機は、電源コードや小さなおもちゃを巻き込むと故障の原因になるので、使用の前に床上の物を片付ける必要があります。ケーブルや電源コードをまとめるための結束バンドが付属していたのは非常に助かりました。
また毛足の長いカーペットや装飾のついたラグマットも絡まる可能性があるので、ご注意を。厚さ16mm以上の障害物は乗りこえることができません。
続いてダイニングスペースの掃除をしてみます。わが家のダイニングテーブルには、中央に板があり、高さが10cmほどだったので、下を通り抜けられるか心配していました。RoboVac G10 Hybridの本体の高さは、約7.2cmと薄型設計なので、ギリギリ通り抜けて掃除をしていきます。ソファーやベッド下のような、人の手が届きにくい場所にも入り込んで掃除してくれるのはありがたいですね。
本体上面に、強化ガラスカバーを採用しているので、狭い場所を掃除する時には、傷がつきにくい工夫がされていて安心です。
部屋の隅やキッチン、ほこりやゴミがたまりやすい場所など、念入りに掃除したい場所は、EnfyHomeアプリで、スポットモードを選択してみましょう。スポットモードの時には、本体はその場をぐるぐると回り、お掃除。約2分間しっかりと掃除してくれます。
そうこうしているうちに、子どもたちが食べこぼしたパンくずや髪の毛、ほこりなどが吸引されていき、床のざらつきはあっという間に解消。ダスト容器を開けてみると、この通り!しっかりゴミがとれています。
ちなみに、わが家は2階がリビングで、階下に降りる階段が面しており、扉がありません。本体に落下防止機能は搭載されていますが、床の環境によってセンサーライトがうまく機能しないことがあるので、ゲートで落下を防止するなどの工夫が必要です。
万が一、障害物で車輪やサイドブラシが動かなくなった時には、赤いランプが点滅して、音声ガイダンスが注意を促します。音声ガイダンスに従って、問題を解決しましょう。
水拭きモードは、吸引掃除の仕上げに利用して、ピカピカの床に!
Eufy RoboVac G10 Hybridは、吸引による掃除だけではなく、フローリングなど、硬い床の水拭きが可能なモッピングモードを搭載しています。わが家には、外遊びが大好きな子どもがいて、細かい砂があがってしまい、吸引では取り切れないので、拭き掃除は欠かせません。これをロボット掃除機にお任せできるなら、負担が減ること間違いなし。さっそく試してみましょう。
まず付属のモッピングクロスを濡らして、しっかり絞ったら、水タンクの取り付け部のスロットに沿ってモッピングクロスを挿入して取り付けます。
水タンクに水を入れて吸水口カバーを閉じたら、ダスト容器の裏面に水タンクを取り付けます。これで準備はOK。EnfyHomeアプリからモッピングモードを選択すれば、水拭き掃除が始まります。フロアクリーナーや洗剤は、フィルターが詰まる可能性があるので使用禁止。カーペットの上でも使用はできません。
本体の動きは、吸引による掃除と同じく、平行経路をたどりながら掃除をしていきます。勝手なイメージでしたが、水拭きといっても、汚れのこびりついた床や食べこぼしの床を拭くというわけではありません。通常の掃き掃除をした後で、水拭きをしてピカピカに仕上げるというイメージでしょうか。
拭き掃除が終わったら、充電ステーションに戻ってきます。本体からダスト容器を引き出し、ダスト容器から水タンクを取り外して、ダスト容器を元の場所に戻します。水タンクをつけっぱなしにしていると、カビが生えたり、不快な臭いの原因になるので、必ず水タンクに残った水を捨てて、モッピングクロスを洗いましょう。
EnfyHomeアプリでできること
Eufy RoboVac G10 Hybridは、EnfyHomeアプリを使って、スマホから遠隔操作ができる点も魅力的です。どんなことができるのか詳しく見ていきましょう。こちらが、EnfyHomeアプリのホーム画面です。
メイン機能は6種類。左上から順番に紹介していきましょう。
- 吸引設定:吸引力レベルは2段階<標準/最大>を切り替えることができます。次回、掃除を開始する際には、最後に設定した吸引力レベルが使用されます。
- 掃除開始/停止:ボタンひとつで掃除の開始と停止を指示。Wi-fiで本体とアプリが接続しているので、外出先でも遠隔操作で掃除できます。
- 充電:充電が少なくなったら、自動的に充電ステーションに戻りますが、アプリから充電ステーションに戻るように指示することも可能です。
- スポット:特定の場所を集中的に掃除したい場合に選択。ゴミやほこりがたまりやすい場所の掃除に最適。
- 掃除予約:決まったスケジュールで掃除をしたい時に、掃除の予約ができます。曜日と時間を指定できる優れもの。
- 探す:広い部屋にお住まいの方や、複雑なつくりで家具を配置している場合、ロボット掃除機を見失ってしまうことも。そんな時にこのボタンをタップすると、音声ガイダンスで位置を教えてくれます。
まとめ
Eufy RoboVac G10 Hybridを実際に使ってみて、その賢さと便利さに驚きました。掃き掃除と拭き掃除という、日頃やらないといけない家事が、やらなくてもいい家事になったことで、負担が減り、心と時間のゆとりが生まれたように感じます。しかも、こうした最新のロボット掃除機が2万円台で手に入るのであれば、これは買いではないでしょうか。ぜひ皆さんもお試しくださいね。
※本文内の価格情報は2020年2月20日時点でのamazon.co.jpの価格です。
主婦目線でコスパのいい家電探しが大好きなアラサー。家電屋の近くを通りかかると店内に吸い込まれがち。好奇心旺盛で、新作はとりあえず触ってみたい人。