小さなお子さんがいるご家庭には欠かせない、絵本。わが家には、7才と5才の子どもがいますが、本好きな子にしようと、幼い頃からせっせと絵本の読み聞かせをしてきました。その結果がこの絵本棚…。もう絵本を置くスペースがありません。
何度も繰り返し読んですりきれてしまった絵本もあれば、新品同様の絵本も。これ以上、絵本が増えていくのは困るけれど、せっかく本好きになった子どもたちから、本の面白さを奪いたくない。そんな時に、便利なアプリがあるのです。
それは、50冊以上の本を音声で楽しめる、遊べる絵本アプリ「みいみ」。東京ガスと、日本最大のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」を運営するオトバンクが共同開発し、2019年12月19日から配信スタートした最新のアプリを、子どもと一緒に体験してみました。
最初の一カ月はお試し無料。その後も月額500円(税込)で楽しめる
まずは、アプリストア(App Store/Google Play)で「みいみ」と検索して、アプリをダウンロードして、アカウント登録をしてみましょう。みいみは、サブスクリプション(定額)サービスなので、App StoreもしくはGoogle Playのアカウントと紐付けます。メールアドレスとパスワードを入力したら、子どもの人数や子どもの生年月を任意で入力します。
みいみは、最初の一カ月はお試し期間で無料。申込日から一カ月後から、月額500円(税込)でみいみ機能全解放プランを利用できます。利用規約をしっかり読んで、購入ボタンを押せば登録完了。
ちなみに子どもが勝手にスマホを触って登録しないよう、おとな確認用にこんな画面もあって安心です。
みいみで楽しめる本は50冊以上!名作や話題作も収録!
みいみに収録されている絵本や児童書の数は、50冊以上!講談社などの大手出版社やオーディオブックシリーズと提携し、「赤ずきんちゃん」や「シンデレラ」「一寸法師」といった有名な童話から、小学校の教科書でも取り上げられる「注文の多い料理店」など、3才〜8才頃のお子さんが楽しめる本のラインナップになっています。
個人的にうれしかったのは、映画化もされた話題の絵本「はなちゃんのみそ汁」と、購入しようか迷っていた「頭のいい子を育てるおはなし366」が収録されていたこと。
耳でみる絵本シリーズは、クラシックギターと朗読による「育耳絵本」だそうで、普段本屋では出会えない作品を知ることもできました。
さらに今後、作品は追加されていく予定なので、お子さんも親御さんも長く楽しめそうですね。
みいみでできること① 読み聞かせを聴いて楽しめる
さっそく本を選びましょう。本の表紙をタップすると、こうした画面が出てきて、作者やナレーターの情報や、対象年齢、朗読時間、本のあらすじなどを確認できます。
まずは「きく」のボタンをタップしてみます。読み込み中の表示の後、自動で再生が開始されます。本によっては、イラストや挿絵のある作品もあれば、音声だけの作品もあります。正直「音声だけで楽しめるのかな?」と思っていましたが、子どもたちは耳からお話を聴いて、想像力を広げている様子。プロのナレーターや声優さんが音声を担当しているので、音量や読むスピードがとても聴きやすく、親としても読み聞かせの参考になりました。
聴き逃してしまった時など、もう一度聴きたい場合は、画面下の再生シークバーで再生位置を調整することも可能です。再生中に画面をタップすると、一時停止もできます。
ちなみに、「読み聞かせのことをよくわかっているなぁ!」と感心したのが、右上ボタンの「くらくする」ボタン。寝る前に絵本の読み聞かせをする時に、スマホの明るい画面を子どもに見せていると、目がさえて寝付けないのでは…と心配していましたが、このボタンを活用すれば、画面を暗くした状態で再生することもできます。
寝室を暗くして、眠りにいざないながら、お話を聴かせられるのはとてもいいですね。
みいみでできること② 自分の声が本になる!
みいみの中で、特に子どもたちが喜んだのが、自分の声を録音して、オリジナルの作品にできる「つくる」機能です。「つくる」機能に対応している本には、赤い本のマークがついています。マークがついた本をタップして、詳細画面で「つくる」ボタンを選びます。お子さんや親御さんの声を録音するので、スマホのマイクはONにしてくださいね。
読み込み中の表示の後、自動で再生が開始します。画面下の再生シークバーに赤いマイクが表示されているので、このマークの場所にきたら録音開始ボタンをタップして、下部枠内の文章を声に出して読みます。録音が終わったら、再度ボタンを押して録音完了。
このままでも十分面白いのですが、せっかくなので、ボイスチェンジャー機能の「こえをかえる」も試してみましょう。音声は3種類。機械的な音声のロボと、不思議な効果音の宇宙人、そしてゾクゾクするような低音のゾンビです。子どもたちは、自分の声がロボットやゾンビになるのが楽しかったようで、ゲラゲラと笑いながら楽しんでいました。
すべての録音が完了したら、つくった本は、自動で「myほんだな」に保存されます。最大10冊まで保存が可能で、いつでもオリジナルの本が聞けるのはうれしいですね。
まとめ
遊べる絵本アプリの「みいみ」を始めてから、面白い変化がありました。これまで、子どもたちが寝る前に絵本を数冊読んでいたのが、寝る前でなくても、「みいみで本を聴きたい!」とリクエストされるようになり、テレビを見る代わりに読み聞かせを聴くようになりました。これまで以上に本とふれあう時間が増えたこともうれしいですし、親としては、みいみに夢中になっている間、ちょっとした家事ができるのもありがたいところです。
さらに幼稚園児(5才)の息子は、これまで親に絵本を読ませてばかりだったのですが、「つくる」機能をやりたいために、自分で一生懸命、音読してくれるようになりました。まだたどたどしいのですが、ボイスチェンジャーで自分の声が変わるのが面白いようで、何度も繰り返しています。この調子なら、いずれ上手に読めるようになることでしょう。
ただ本の読み聞かせを聴くだけではなく、自分の声が本になる「みいみ」。本の面白さが広がるアプリを親子で試してみませんか?
[提供:東京ガス]