日々の炊事や食器洗い、洗濯、掃除・・・ひとくくりに家事といえども、毎日やっても苦にならないものもあれば、できればやりたくない家事もあります。共働き世帯や専業主婦にアンケートをとった、嫌いな家事ランキングを見ると、案外上位に食い込むのが、アイロンがけです。
たしかにアイロン台を出したり、シワを伸ばすのに苦戦したりと、アイロンがけは手間がかかるもの。ところが、ハンガーにかけたままでシワがとれる衣類スチーマーを、5年前にパナソニックがヒットさせて以来、アイロンがけの手間は、ぐっと軽減されました。現在では、各社から衣類スチーマーが発売され、コードレスアイロンの台数を上回るほどの勢いをみせています。近い将来、「アイロンがけは面倒」という意識もなくなるかもしれませんね。
さらにアイロンがけの他にも、衣類の脱臭やしみ抜き、毛玉取りなど、衣類にまつわる面倒な作業を、自宅で簡単に行える衣類ケア家電が、次々と発売されて、人気を博しています。
これさえ手に入れれば、自宅でクリーニング店並に仕上がる!そんな衣類のお手入れに特化した家電を紹介していきましょう。
LGエレクトロニクス スチームウォッシュ&ドライ LG styler S3
スチームと振動で、ほこりや花粉、ニオイを除去するホームクリーニングクローゼット
ただのクローゼット?いいえ、自宅でクリーニング並の衣類ケアができる新発想の家電です。2011年に韓国や欧米で発売され、日本モデルが登場したのは2017年のこと。2019年2月1日に新色S3WFが発売されました。庫内を最適な温度のスチームで満たし、循環させることで、衣類についた汗やニオイ、ほこり、花粉を除去。衣類をかけるハンガーは、1分間に最大約180回振動して、衣類の汚れを落とし、シワを伸ばします。ズボンをセットすれば、センタープレスラインをつける、ズボンの折り目ケア機能も搭載。スーツや制服など、きっちり着たい衣類をキレイに仕上げます。コースは4種類(フレッシュ、専用ケア、除菌/衛生、乾燥)。Wi-Fi機能搭載で、外出先からLG stylerをスタートしたり、着たい衣類の仕上がり時間を確認できるのも便利です。
※本文内の価格情報は2019年4月10日時点でのAmazon.co.jpの価格です。ティファール トゥイニー オートスチーム DV9120J0
約40秒で立ち上がり、パワフルスチーム!衣類スチーマーとアイロンの2wayタイプ
「使いたい時にすぐ使える」でお馴染みのティファールから、スイッチを入れて約40秒で使える衣類スチーマーが登場。すでに人気の高いアクセススチームプラスと同様に、パワフル連続スチームが、最長約4分間(スチーム量:15ml/分)続き、コートなどの厚手の衣類も、ハンガーにかけたままでケアできます。トリガーを2回連続で引くと、通常時の3倍のスチームが、約3秒噴射して、衣類のシワにしっかりアプローチ。かけ面のヘッドは、細かな部分もプレスしやすいスリムな形状で、ワイシャツのボタン周りや縫い目の部分など、シワがとれにくい部分を、きれいに仕上げます。2019年2月発売。
※本文内の価格情報は2019年4月10日時点でのAmazon.co.jpの価格です。東芝 コードレス衣類スチーマー La・Cooラクー-S TAS-X4
コードを気にせずサッとスチーム!業界初!コードレスタイプの衣類スチーマー
ありそうでなかった、コードレスタイプの衣類スチーマー。衣類をハンガーにかけたまま、手軽にスチームしたい時は、コードレスでお手軽に。長時間スチームしたい時には、コードにつないで使うこともできます。スチームの持続時間は、コードレスで最長約1分30秒、コード付で最長約7分10秒。スチーム量は2段階の切り替えが可能で、1分あたりのスチーム量を12mlと9mlから選べます。さらに本体は、アイロンとしても利用可能。かけ面は、ヘッドが尖った独特の形状で、ボタンまわりなどの細かい部分も、きれいにシワを伸ばせます。立ち上がり時間は、約80秒。電源を切り忘れても自動で電源オフするので安心ですね。2018年11月20日発売。
※本文内の価格情報は2019年4月10日時点でのAmazon.co.jpの価格です。パナソニック 衣類スチーマー NI-FS540
累計200万台突破の大人気衣類スチーマー 立ち上がり時間24秒でスチームが3倍にパワーアップ!
2013年の発売以来、累計200万台を突破する大ヒットとなった、パナソニックの衣類スチーマー。2018年モデルのこちらは、従来機よりも、立ち上げ時間を約20%短縮。電源を入れて、約24秒で使用可能な状態になります。さらに3倍パワフルスチーム機能を搭載。従来機と比べ3倍ものスチームが、約3秒間噴射され、加齢臭や煙草臭、汗臭など、衣類についたニオイを強力脱臭します。スチームは、最長4分間噴射が可能。水がなくなるまで、安定したスチームが続きます。さらにアイロン面の形状が、フラットなので、スーツやシャツ、スラックスの折り目をつけるなど、アイロンのようなプレス仕上げも可能です。2018年4月発売
※本文内の価格情報は2019年4月10日時点でのAmazon.co.jpの価格です。ツインバード パンツプレス SA-D719B
ガラスパネルで、セットした状態を確認できるから、このパンツプレス、失敗しないんです!
スーツ着用の方は手放せないパンツプレス。アイロンがけよりも手軽ですが、スラックスを引っ張りすぎて、シワが寄ったり、センタープレスがずれて二重線ができたりと、使い方にコツが必要でした。そんな失敗とは無縁なのが、こちら。ガラスパネルを採用し、中を確認できるので、シワやよれ、二重線を予防できます。らくらく操作のレバー式で、セット後の生地伸ばしができる2段ロック機能付き。プレス面の温度は、約60℃と低温なので生地を傷めません。本体には、ポケット内の小物を置ける収納スペース付きで、忘れると困る財布やスマホ、鍵などをまとめて置けるのも便利ですね。2017年1月発売。
※本文内の価格情報は2019年4月10日時点でのAmazon.co.jpの価格です。ティファール 毛玉クリーナー JB1012J0
生地の種類や毛足の長さに合わせて、毛玉をカットできる!乾電池式の毛玉取り器
毛玉取り器で生地を傷めてしまった経験がありませんか?ティファールの毛玉クリーナーは、風合いガード付きなので、ニットやジャージなど、生地の種類や毛足の長さに合わせて、高(High)〜低(Low)まで調節可能。生地を守りながら、毛玉だけをカットします。本体の毛玉カット部分は、直径52mmの高品質ステンレスメッシュと三枚の大型刃を装備し、素早く一気に広範囲の毛玉を取ることができます。衣類だけでなく、毛布やカーペットなど幅広く使用できるのも嬉しいですね。持ち運びに便利な乾電池タイプ。2018年9月発売。
※本文内の価格情報は2019年4月10日時点でのAmazon.co.jpの価格です。パナソニック 脱臭ハンガー MS-DH210
ハンガーにかけるだけで、スーツの上下を徹底脱臭!花粉や煙草臭も抑制できる
このハンガー、只者にあらず!ハンガーからパナソニック独自のイオン・ナノイーXを発生させて、衣類に付着したニオイを分解脱臭する優れもの。衣類の内側についた汗臭や体臭は、ハンガーにかけておくだけで脱臭。衣類の外側についた煙草臭や花粉は、付属の衣類用カバーをかけて、ナノイーXが隅々まで行き渡るようにして脱臭します。最新モデルのDH210には、ボトムス対応つり下げバーを搭載。ニオイが気になるスラックスの内股部分もしっかり消臭します。運転モードは、通常モード(約5時間運転)とロングモード(約7時間運転)があり、どちらのモードも、電気代は1回1円以下とリーズナブルなのも魅力ですね。2018年9月20日発売。
※本文内の価格情報は2019年4月10日時点でのAmazon.co.jpの価格です。シャープ 超音波ウォッシャー UW-S2
部分汚れを落とす超音波ウォッシャーに、外出時に着たまま使えるスリムタイプが登場
衣類の部分汚れを、毎秒約38,000回の超音波振動で素早くキレイに落とす、シャープの超音波ウォッシャーに、スリムタイプが加わりました。超音波ウォッシャーが汚れを落とす仕組みは、水を含んだ繊維のスキマに、超音波振動で真空の泡を発生させ、泡が弾ける時に生じるパワーで汚れをはじき飛ばすというもの。使用方法は、汚れた部分を水にひたして、先端の超音波ホーンでなぞった後にすすぐだけ。こすり洗いや揉み洗いの労力がかかりません。スリムタイプのUW-S2は、従来機と比較して、体積が約40%減、重さは約50%減と、大幅な軽量化を実現しました。約100gとコンパクトなので、カバンやポーチに入れておき、外出時に思わぬ汚れがついても、洋服を着たまま汚れを落とすことができます。
※本文内の価格情報は2019年4月10日時点でのAmazon.co.jpの価格です。CCP 電動シミ抜き器 EASY PRO ZW-CL23
しみ抜きのプロ横倉靖幸氏監修!魔法水と組み合わせれば、食べこぼし、皮脂、血液がキレイに消える
年間5000着以上のしみ抜きを手掛ける、クリーンショップ ヨコクラ横倉靖幸氏と共同開発した電動しみ抜き器がこちら。家庭にある洗剤の組み合わせで、食べこぼしや皮脂、血液のしみ汚れを効果的に落とせる、横倉氏考案の魔法水と、EASY PROを組み合わせれば、色落ちや衣類が傷む心配なく、徹底的にしみ抜きができます。基本の使い方は、しみの下にタオルを敷き、衣類の汚れに魔法水を塗ります。電動のブラシでトントンと叩いて、タオルにしみを押し出し、水ですすいで洗濯すれば、しみ抜き完了です。電動なので、叩く速度や力加減はおまかせ。汚れの状態によって、スタンダードとソフトの2種類のブラシを使い分けできます。2018年6月発売。
※本文内の価格情報は2019年4月10日時点でのAmazon.co.jpの価格です。まとめ
忙しい毎日の中、少しでも家事の負担を減らしたい。これから新生活で、おろしたてのスーツを型崩れさせずに、きっちり着たい。衣替えの前に、ニットについた毛玉を取って収納したい。スーツやワイシャツ、デリケート素材のおしゃれ着など、毎日キレイに着たいけれど、毎回クリーニングに出すのは億劫、自宅で簡単にケアしたい。
そんな声に応える、衣類ケア家電を、厳選してご紹介しました。貴方のご家庭でも1台いかがですか?
主婦目線でコスパのいい家電探しが大好きなアラサー。家電屋の近くを通りかかると店内に吸い込まれがち。好奇心旺盛で、新作はとりあえず触ってみたい人。