こんにちは洗濯と皿洗いが嫌いなトリセツライターの谷口有威です。
洗濯が嫌いすぎて、着るものがなくなってしまうまで洗濯物をため込む癖があります(笑)。
ところで洗濯機を買おうと思ったときに、購入の指針となるような基準などはありますか?
僕は18歳の頃に一人暮らしを始めたので、まずはとにかく安いものをということで、価格以外のことを考える余裕はありませんでした。
しかし洗濯機もきっちり自分の家庭に合ったものを選ぼうと思うと、なかなか奥が深いものなんです。洗濯機購入時の家族会議で、ぜひこの記事の内容を参考にしていただければ幸いです。
洗濯機の代表的な3つの型のメリット・デメリット
まず洗濯機を選ぶときの入り口でもあり、最大の分岐点でもあるのが型ではないでしょうか。
主な2つのタイプが「縦型」と「ドラム式」ですね。
今回は、これに「二槽式」を加えた3つの型のメリット・デメリットを説明していきます。
縦型
最も広く普及している一般的なタイプです。
それだけメーカーや機能性、デザインなど選べる選択肢が豊富です。
縦型 | |
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メリット | デメリット |
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価格や馴染みやすさといった面では、庶民的で安心感がありますね。洗浄力の高さもドラム式より優れているという傾向にあります。
こうやって並べてみると、メリットとデメリットが紙一重のものがあったりしますね。
傷みやすいレディースの衣類などは、とくに気になるところでしょうか。
僕はせいぜいズボンを洗ったときに、他の衣類に絡まりまくってるのをストレスに感じる程度です(笑)。
ドラム式
以前は消費者のちょっとした憧れでしたが、最近ではわりと多くの人の手が届くようになってきましたね。
ドラム式はさらに「横型ドラム」と「斜め型ドラム」に分けられます。横型ドラムは海外製が多く、国内では斜め型ドラムが主流となっています。
ドラム式 | |
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メリット | デメリット |
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ドラム式はごしごしと強力に洗浄するよりも、ふんわりと衣類を優しく仕上げるのに向いていますね。また機種によっては、ドラムの高速回転による「押し洗い」で洗剤を衣類の繊維によく浸透させることができます。
縦型とドラム式は相反する特徴が多いので、生活スタイルに合わせたものを選ぶのが大事ですね。
自分にとって必要な機能がなにか、優先する項目を絞っていく必要があります。
多くの人が縦型とドラム式で悩むと思うので、直感的に見てわかるようにそれぞれの特徴を表にまとめてみます。
特徴 | 縦型 | ドラム式 |
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価格 | 安い | 高い |
ランニングコスト | 高い | 安い |
水量 | 多い | 少ない |
洗浄力 | 皮脂汚れや通常の汚れなら問題なし | こすり洗いなので泥汚れにも強い |
衣類の傷み | やや痛みやすい | ダメージが少なめ |
衣類の縮み | やや縮みやすい | 縮みにくい |
サイズ | いろいろなサイズ | 比較的大きめ |
※上記表は一般的なドラム式ヒートポンプ方式乾燥洗濯機と、縦型ヒーター乾燥の対比となります。またメーカーや機種によって上記表が当てはまらない場合もあります。
二槽式
実は縦型とドラム式だけの説明でいいかなと思いましたが、いまだに根強いファンがいる二槽式もちょこっとふれておこうと思います。
洗濯を極めると最終的に二槽式にたどりつくといわれる理由は何でしょうか。
二層式 | |
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メリット | デメリット |
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この最後の融通がきくのが二槽式の最も強いところかもしれません。白物から洗って、汚れのひどいものは最後にしたり、手洗いしたものだけを脱水槽に入れたりと、仕分け洗いの順番も水量も時間も自由自在です。
また構造も大変シンプルで、故障しにくく、メンテナンスも楽です。
大きな家族で、専業主婦(主夫)のいるお宅に一番向いていますね。
もはや全自動洗濯機が普通の中で、二槽式というのはただただ面倒くさいにつきます。とはいえそれを買うのなら承知の上でしょう。
これは車で例えるなら、マニュアルみたいなものでしょう。
洗濯を自分でコントロールする技術と楽しさがあります。
コーヒーとカメラが好きなブロガー。作家を目指して日々、好きなことと新しいことを楽しんでいます。将来の夢はアルパカを飼うことです。