S-Log撮影
天野氏はデメリットとのバランスを考えてLog撮影はおこなわないとのことだが、私の場合は完全な趣味の領域なので深く考える必要はない。むしろLog撮影は大好物だったりする。ここからはLog撮影の魅力を少しだけ紹介したい。
Log撮影とは
黒潰れや白飛びを起こしがちな被写体でもLogで撮影すると、広い「色域」「ダイナミックレンジ」「階調」の映像情報を記録することができ、階調が失われることなく、イメージに近い映像を編集により作り出すことが可能となる。
カラーグレーディング
Log撮影した映像情報をカラーグレーディングすることで、シーンに合わせた自由度の高い映像表現が可能となる。ここにLog撮影の魅力がある。静止画のRAW現像が好きな方にはオススメしたい。
S-Log2サンプル映像
「α7R III」ではソニーのLog規格「S-Log」での撮影が可能だ。今回はサンプル映像として「α7R III」と「SEL1635GM(FE 16-35mm F2.8 GM)」の組合せを、電動3軸スタビライザー「PILOTFLY H2-45」に乗せて撮影してみた。
ちなみに電動3軸スタビライザー「PILOTFLY H2-45」を使用すると、極限まで手ブレをを抑えた、滑らかで美しい映像が撮影できる。2018年1月には「H2-45」の後継機「Adventurer」がリリースされたばかりだ。
※本文内の価格情報は2018年2月13日時点でのpilotfly.shopの価格です。今回、カラーグレーディングは「Adobe Premiere Pro CC」を使っておこなった。タイムライン上に調整レイヤーを配置し、「Lumetri カラー」で調整することで、作業が効率的におこなえる。
初めて触ったソニーのカメラで操作方法もよくわからないままS-log2で撮影して、ちゃちゃっとグレーディングした映像だ。素人が撮ってもなんだかそれっぽく見えるのがスゴイ!
まとめ
前回の静止画編に続き、今回の動画編でも「α7R III」は非常にクオリティの高いカメラだということがお分かりいただけたかと思う。静止画よし、動画よしのまさにオールラウンダー。ただし、お値段もそれなりにするので、私には手が出ない・・・・
※本文内の価格情報は2018年2月13日時点でのAmazon.co.jpの価格です。
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トリセツ編集部 編集長。トリセツの広報としてプロモーション業務とメディア運営を手がける。また各方面でプロモーション、デザイン等の業務に携わっている。