完全ワイヤレスイヤホンはいろいろなメーカーで売られており種類も豊富。
選ぶのがむずかしく「どのメーカーのイヤホンが一番いいの?」、「自分が欲しいイヤホンが見つからない!」と悩むこともあるでしょう。
本記事では完全ワイヤレスイヤホンの選び方をご紹介。音質やノイズキャンセリングだけでなく、マイクや防水機能についても詳しく解説しています。
目的別完全ワイヤレスイヤホンの選び方
完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ基準は人それぞれ。「周囲の物音や人の声が気になる」、「マイク機能を重視したい」、「高音質のものが欲しい」など、たくさんの要望が出てきます。
ここでは目的別に完全ワイヤレスイヤホンの選び方をまとめました。新しいイヤホンの購入を検討している方は、参考にしてみてください。
最高の音楽を楽しもう!音質で選ぶ
ロックやバラードなど音楽のジャンルによって音域はさまざま。イヤホンにはその音域によって向き不向きがあるので、曲調の違いで音質に差が生まれます。最高の音質で最高の音楽が楽しめる機種を選びましょう。
重低音にこだわるドンシャリ派はダイナミック型
イヤホンには音を再生する機能が備わったドライバーという丸い部分があり、ダイナミック型とバランスド・アーマチュア型(BA型)の2種類が存在します。
ロックバンドのような迫力ある重低音の曲調を好むいわゆるドンシャリ派は、ダイナミック型のイヤホンを選びましょう。力強い音源がハイクオリティで堪能できるため、まるでライブ会場で聴いているような爽快感が味わえます。
購入の際はドライバーの大きさを意識しましょう。大きいものほど重低音が引き立ち、より迫力あるサウンドが流れます。十分に強い音源を楽しみたい場合は、口径が10mm前後のイヤホンがおすすめです。
中〜高音域がクリアなバランス派はBA型
透明度の高いボーカルや音楽が好みの方は、バランスド・アーマチュア型(BA型)のドライバーが搭載されたイヤホンを選びましょう。
BA型のイヤホンはクリアな音質でさらに中~高音域の音の再現に優れています。解像度も高く、微細な音の再現力も上質。透き通った曲調の音楽鑑賞やASMRの音で落ち着きたいときにふさわしいタイプのイヤホンです。
ただBA型の場合、音の再現性が高いぶん高価なため価格を重視している方は慎重に選ぶ必要があります。
ハイレゾ音源好きはコーデックで選ぶ
ハイレゾとはHigh-Resolution Audioの略で、まさに高解像度な音源。音に圧力や繊細さ、表現力などの要素を加えることでCDとは段違いな音を楽しめます。
そんなハイレゾ音源が好きな方は、コーデックで選びましょう。コーデックとはBluetooth通信において音楽のファイルを圧縮する方式のことです。
ハイレゾ音源が楽しめるコーデックは下記の通り。
- aptX HD
- aptX LL
- aptX adaptive
- LDAC
ちなみに、ハイレゾ相当の音源は48kHz/24bitです。
この中でも特に優れた高音質再現が可能なのがaptx adaptiveとLDACで、96kHz/24bitのハイレゾ音源を再生できます。イヤホンを購入する際にあらかじめどのコーデックに該当するかを確認しておきましょう。
ノイズキャンセリング機能で選ぶ
ノイズキャンセリングとは「雑音を消す」という意味です。つまり、ノイズキャンセリング機能を持ったイヤホンは周囲の環境音を消して、無音の状態で音楽を提供する能力に長けています。
在宅ワークをしている時に同居人の話し声や物音に気が散って集中できない、電車での移動中は読書に集中したいけど周囲の雑音が気になる、などの悩みを持つ方もいるでしょう。
ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを使えば、周囲の雑音に悩まされることなく作業に集中できます。
調節可能なものを選ぶ
ワイヤレスイヤホンにはスマホの専用アプリでノイズキャンセリング機能が調節できるものや、空調カットのみの機種もあります。機能は搭載されているけど、その強度が弱くてあまり役に立たないなんて悩みを持ったことはないでしょうか。
逆に効果が強すぎて周りの音が全然聞こえてこないことも、場合によっては考えものです。聴覚情報の聞き漏れや、思わぬ事故に繋がる可能性もあります。
仕事や勉強などで周りの音を排除して集中したいときは強く、散歩中で周りに気を配る必要があるときは弱く調節、最適な環境を保ちましょう。
カナル型のものを選ぶ
周囲の雑音を排除するノイズキャンセリング機能をさらに引き立てるのがカナル型イヤホンです。カナル型とは、シリコン製の柔らかいゴムのような触感のイヤーピースを直接耳の中に入れるタイプのもの。
耳栓のような入れ具合で、より密封性が増すため遮音性が高まります。電車通勤時の騒音や自宅付近での工事といった日常生活の大きな雑音にも効果的です。
価格で選ぶ
イヤホンには5千円前後のお手頃なモデルも多く売られています。高価なものが買えず、価格を重視している方もいるでしょう。しかし、安価なイヤホンはあまりおすすめできません。
安いものだと2千円前後のモデルも存在します。しかし、ノイズキャンセリング機能が搭載されていたとしても、使っていて実感できないほど脆弱なものばかりです。最低でも1万円前後は欲しいところ。
価格を抑えた上で十分な効果があるものを求めている方は、高性能なノイズキャンセリング機能で有名な、SONYやAnkerを選びましょう。
※本文内の価格情報は2023年9月6日時点でのAmazon.co.jpの価格です。
※本文内の価格情報は2023年9月6日時点でのAmazon.co.jpの価格です。
マイクの性能で選ぶ
仕事や日常生活で通話やオンライン会議をする方にとって、マイク機能は必要不可欠。しかし、現在使っているイヤホンのマイク機能がイマイチだと感じている方もいるのではないでしょうか。
ここでは完全ワイヤレスイヤホンのマイクに搭載された、安心して使用できる機能を紹介していきます。
ノイズキャンセリング機能
通話をするのであれば、ノイズキャンセリング機能は必須。普段の日常生活で、いつどんな時に大きな物音が立つかはあまり予想がつきません。
工事現場の音や住んでいる場所によっては電車が走る音、サイレンの音など騒音の種類はさまざま。通話のために使うのであれば、突然の物音に振り回されないようにノイズキャンセリング機能が搭載されたイヤホンを選びましょう。
ミュート機能
マイクのオンとオフの切り替えが可能なミュート機能。通話中やオンライン会議中に、一時的に自分側の音を消せます。ミュート機能は家の外からの騒音や室内のペットが吠える声など、相手に聞かれたくない音を遮断してくれる優れものです。
相手からの音は聞こえたままなので、聞き逃す心配はありません。日ごろから仕事で会議を行ったり、通話をしたりする機会がある方はミュート機能が搭載されたイヤホンがおすすめです。
1人暮らしをしているうちに、家電製品に興味を持ち始めたフリーランスWebライター。カフェ巡りが趣味でその腕前は自称プロ級。「ソロ活女子のススメ」ファン歴1年。夢は本作の主人公・五月女恵さんのように、いろんなソロ活を楽しむこと。