4月1日に新元号が発表されましたね。平成が終わり、令和という新たな時代が訪れようとしています。平成はスマホとSNSの登場により、インターネットやテクノロジーの面で僕たちを取り巻く環境ががらりと変わりましたよね。
この記事では、情報通信機器とAV機器のいわゆる黒物家電にスポットを当てて、簡単に平成を振り返りながら製品をピックアップしました。
APPLE iPhone XS A2098
スマホは私たちの生活を大きく変えた!平成の代名詞的存在「iPhone」
スマートフォンの登場により、インターネットの普及はさらに加速し、劇的な変化を遂げました。よくも悪くも僕たちの生活様式を一変させたと言っても過言ではない、大きな進歩だと思います。テクノロジーやオンラインの発達で生活の利便性が向上した反面、新たな犯罪や事故、社会問題も生まれるようになりましたね。どちらにせよ、もはや僕たちの生活には欠かせないものになったわけです。
初代iPhoneが登場したのは2007年。僕のような20代前半の若い世代でも、リアルにその歴史を目にしてきました。新製品はファンやメディアから常に注目されており、幾度となく革新的な進化を遂げてきました。最近はiPhoneのブランド一強というイメージも緩んできて、韓国や中国企業の製品もよく注目されるようになりましたが、iPhoneは今後もスマートフォン業界を最前線で引っ張っていくのでしょうか。
※本文内の価格情報は2019年4月11日時点でのAppleストア(オンライン)の価格です。APPLE AirPods MMEF2J/A
ザ・ワイヤレス!左右独立ワイヤレスイヤホンの先駆けとなったAirPods
平成の後半ではBluetoothによるワイヤレスイヤホンが台頭してきました。そして、今では物珍しさもなくなり、当たり前のような存在になりました。先に紹介したiPhoneからイヤホンジャックがなくなったのも、当初は賛否両論あったものの、時代を先駆けていて革新的だなと思うわけです。
主に音質面で敵わない点もあるので、有線がなくなることはないでしょうけど、一般的な実用性では圧倒的にシェアを獲得していくと思います。さらなる低価格化、Bluetooth規格の進歩にも期待が高まりますね。AirPodsはApple製品らしい洗練されたシンプルなデザインや、自動パワー、通話機能、バッテリーの質が高く評価されています。通信だけでなく、充電マットによるワイヤレス給電も平成の賜物です。
※本文内の価格情報は2019年4月11日時点でのAppleストア(オンライン)の価格です。SONY ウォークマン WM1シリーズ NW-WM1Z
平成世代の音楽プレーヤーを常にリードしてきたウォークマン
ウォークマンの登場は昭和54年にまでさかのぼります。もともとはカセットテープのプレーヤーでした。社内外から売れないと見込まれ、世間の注目も薄かったことから、社員がウォークマンを身につけながら山手線に1日中乗っていたというストーリージェニックな話にはちょっと感動します。
それから平成に入りMD、メモリースティック、HDD、ROMとだんだん現行の製品に近づいていきました。僕は平成8年生まれですが、子どもの頃から「外で音楽を聴くならウォークマン」というイメージがあり、頑張ってお小遣いを貯めていた記憶があります。平成最後であり最新のNW-WM1Zはウォークマン40年の歴史を背負った、音質や高級感、操作感を実現しています。令和からの新しいウォークマンは、どんな音楽体験で僕たちを引きこんでくれるのでしょうか。
※本文内の価格情報は2019年4月11日時点でのAmazon.co.jpの価格です。BOSE SoundWear Companion speaker
今流行りの!?迫力のある新感覚サウンドに包み込まれるネックスピーカー
ネックスピーカーというものをご存知でしょうか。Bluetoothによる無線接続で、首にかけるだけで耳をふさがずにサウンドを楽しめる新感覚のウェアラブルスピーカーです。周囲の音を完全に遮断することなく、スピーカーで大音量の音を出す必要もありません。外で使うには厳しいですが、室内で使う分には非常に勝手がよく新しいものだなと感じていました。Bluetoothスピーカーとイヤホンの間をとったような感じですね。人間工学にも基づく設計で、長時間のリスニングでも疲れにくいよう考えられています。ユニークな発想、快適な生活、これまでの常識を覆す製品は、令和の時代へよいバトンを渡してくれることでしょう。
※本文内の価格情報は2019年4月11日時点でのAmazon.co.jpの価格です。Amazon Echo Spot
IoTといったら外せないのはやっぱりスマートスピーカーでしょう
インターネットはパソコンやスマホといった情報通信機器だけでなく、物に対しても適用される時代になりました。インターネットはビジネスの世界だけでなく、僕たち一般の生活にも浸透しているのです。僕たちの生活の中で一番イメージしやすいのは、やはりスマートスピーカーではないでしょうか。CMでもお馴染みの「アレクサ、電気消して」という掛け声に反応して、自動的に家庭内の電化製品を制御してくれます。また、Echo Spotにはスクリーンも付いていて、一般的なスマートスピーカよりも利便性や活用の幅もぐんと広がりました。
ほんの些細なことですが、これまで人間がこなしてきたことを、機械にちょっと話しかけるだけで代わりにこなしてくれる。テレビや電気くらい自分で操作するし、天気予報だってすぐ調べられると思っていても、実際にこのスマートな生活ぶりを目の当たりにすると敵いませんよ。将来的に、IoTは生活にもっと深く根を下ろし、いずれは未来SFのような世界が訪れるのかもしれません。
※本文内の価格情報は2019年4月11日時点でのAmazon.co.jpの価格です。マイクロソフト Surface Pro 6
ノマドワーカーの味方、仕事にもプライベートにも持ち出したいノートPC
ノマド、リモートワーク、在宅ワーク、平成からそんなキーワードをよく聞くようになりました。彼らにとって重要なのがクリエイティブな作業ができる快適なPCスペックと、気軽に持ち出せるスタイリッシュさ。Surfaceはビジネスマンにも学生にも人気の機種で、デザインのよさからも万人におすすめできるPCだと思います。
ちなみに世界初となるノートPCは1989年に東芝から発売されたダイナブック。国産メーカーで、平成から始まっているんですね。最近ではスマホの大画面化もあり、大学のレポートでさえPCを使わずスマホで済ませるという人がいます。しかし、そんな時代てあっても、何かを生み出すクリエイターや進歩の早いテクノロジーについていく技術者にとっては、PCはこれからより一層重要なものになっていくでしょう。
※本文内の価格情報は2019年4月11日時点でのAmazon.co.jpの価格です。Huawei Band 3 Pro
ウェアラブル&ファッショナブルなスマートウォッチの誕生
主にスマホと同期させながら使用するスマートウォッチの誕生も、見過ごせない平成のガジェット史のひとつです。有機ELを採用した精細でなめらかなディスプレイ、人間工学に基づく着け心地と高級感、心拍数計測から健康やフィットネスに寄り添う機能性。時間の確認とファッションだけではない、新たな腕時計の価値を生み出しました。
今ではスマートウォッチ単体で通信できるものもあり、簡単な通信用途であれば腕時計一つで完結させることもできるんですね。また、話は逸れますが、Huaweiという企業が政治的にも複雑な事情を抱えているというのも記憶に新しい話題です。
※本文内の価格情報は2019年4月11日時点でのAmazon.co.jpの価格です。三菱電機 REAL 4K LCD-A58RA1000
三菱から満を持して登場した業界初のブルーレイレコーダー内蔵4Kテレビ
2018年の年末から大きな話題となっていたのが新4K衛星放送。しかし4Kの導入には大きな落とし穴がありました。4K対応テレビには専用のチューナーが必要であるということが広く周知されておらず、多くの消費者の混乱を招いたのです。4Kテレビはもともと専用のチューナーが内蔵されているもので、この違いが非常に紛らわしい。三菱はこの問題に真摯に向き合い、なるべく消費者の混乱を招かぬよう努め、それから満を持してこの4Kテレビを発売しました。チューナーだけでなく、ブルーレイレコーダー、大容量HDD、高音質のスピーカーまでも内蔵されています。
「今のテレビでの十分だよ」と思っているそこのあなた、一度4K映像を大画面で視聴してみてください。僕も、はじめて違いを見比べたときは、その圧倒的な差に声も出ないくらい驚きました(笑)。4Kはもちろん、映像コンテンツというものは、令和に突入してからもまだまだ伸びしろがあると思います。
※本文内の価格情報は2019年4月11日時点でのAmazon.co.jpの価格です。LGエレクトロニクス OLED W8P OLED77W8PJA
鮮やかな次世代ディスプレイとして注目された有機ELテレビ
有機ELの開発自体は2001年から始まり、2008年ごろからは一般的な製品にも広く応用され始めました。それでも有機ELの事業展開は容易ではなく、実際には、韓国社のサムスンが有機EL市場のほとんどを創出したという背景があります。2013年にLGとサムスンが初の大型有機ELテレビを発売しましたが、大型の有機ELに関しては、その後もLGがリードしていく形になりました。
有機ELは一般的に液晶よりも高画質で薄くて軽く、消費電力も小さく、視野角が広いという特徴があります。画面や製品サイズが大きくなる大型テレビでは特にその恩恵を受けられるでしょう。有機ELの映像は独立した素子の発光による鮮やかな描写や、くっきりと明瞭なコントラストが特徴的で、液晶との差は一目瞭然です。ただし、まだまだコストが高く、長時間の発光による焼き付きがあるなどのデメリットもあります。一筋縄ではいかない有機EL事業に、今後どんな動きがあるのか注目ですね。
※本文内の価格情報は2019年4月11日時点でのAmazon.co.jpの価格です。まとめ
平成の30年余りの時代を振り返ってみると、主に産業面で激動の時代だったことがわかります。昭和の時代と違って戦争はなくても(日本で)、多くの災害や社会問題が取り沙汰されてきました。インターネットやSNSの普及はビジネスや生活の場を大いに活力あるものにしてくれましたが、それを引き金とした問題が増えたのも事実です。
また日進月歩のテクノロジー社会では、今後僕たちが世間に取り残されていかないような応用力ある判断を迫られることもあるでしょう。企業側はよりわかりやすく、便利で安全な最新機器を世の中に出していく責任があるわけです。生活や働き方が多様化してきた現代において、通称『娯楽家電』とも呼ばれる黒物家電は、今後さらなる進化を遂げていきそうですね。
コーヒーとカメラが好きなブロガー。作家を目指して日々、好きなことと新しいことを楽しんでいます。将来の夢はアルパカを飼うことです。