掃除が苦手な人へ。
私も長い間、掃除は好きではありませんでした。部屋が汚くても死ぬわけじゃないよね?
と甘く考えていて、掃除機なんて半年に1回程度しか使ってませんでした。
そんな私ですが、なんだか最近掃除が楽しくなってきました。しかも毎日やっています。
在宅ワークの気分転換に他の息抜きではなく、掃除を選ぶくらいです。自分でもビックリです。
何が私を変えたのか?
聞かれていないけどお伝えしますね。
ズボラ人間がリラクゼーションとして、あるいはエンタメとして掃除を楽しめるようになるまでの道を。「掃除、やりたくないけどやらなくちゃ」と思っている方のお役に立てるかもしれません。
ミニマリスト志望でモノが減ったら掃除が楽になった
思えば掃除が楽しくなってきたのは、私の持ちモノが減ってきてからです。
過去…2010年代半ばくらいまではあれこれ手を広げ、どんどん買い足していました。そんな私のマインドが変わり「所有物を少し手放してみよう」と思い始めたのはなぜでしょうか。
きっかけは転職です。
職場や働き方が変わったことにより価値観も変わり、それまで絶対必要!だと思っていたものがそうでもなくなり手放せるようになったのです。
社会の潮目も変わりました。
「断捨離」、「片付け」、「もうモノは必要ない」など、モノを手放すことを重点においた数々の本がベストセラーとなりました。増やすより減らす方が人生が好転するのではないか?と多くの人が感じ始めたのかもしれません。
個人的にモノが減って感じることは「気分が楽になって暮らしやすい」ということです。掃除もしやすくなりました。空間内の凹凸が減って、障害物に邪魔されることなくスーッと拭いたり掃いたりできるのです。モノが少ないことはいい事ずくめです。
とはいえ「モノが少なければ掃除が楽」ということは、多くの方が頭では理解しているのではないかと思いますが、わかっちゃいるけどできない。そこが問題なわけです。
モノが少なければ掃除は楽だとわかってはいるが
問題は「モノを減らす」のが難しいことなんですよね。
「うちはものが多いね」、「多いから捨てようか」と躊躇なく捨てられるなら良いのです。でも、そうではないケースが多いです。
「どうにかしたいけど、どこから手をつけたらいいかわからない」
「いざ手放す決断を突きつけられるとあれもこれも惜しくなる」
など、「モノ減らし」の感情面のハードルは高いのです。だからこそ、有料の片付けサービスや整理収納ビジネスが存在し需要もあるのでしょう。
そもそも「減らす」のは心に大きな負担を強いる行為です。人は手元にあるものが失われることに強い拒否感を抱き、全力で抵抗します。そういう風にできているのです。
ということで、「まずはモノを減らし、それが終わってから効率的に楽しく掃除をしよう」と計画していると、いつまで経っても前進しない可能性があります。
でも、この記事を読んでくれている方にとって大事なことは、
「掃除が苦手でもやれるようになる」
「掃除を楽しめる自分になる」
ことなのではないかと思います。とすれば、ひとつ提案したいことがあるんです。
それは減らす対象を変えること。
「モノ」を減らすのが難しいのならば、「モノ以外」を減らしてみませんか?という提案です。
モノでなく作業を減らしてみる
モノ以外で減らすのは何なのか?
それは「作業の量」です。なぜ、作業量を減らすのが良いのか?詳しく説明する前に、少しだけ「そもそも」を考えることにお付き合いください。
カメラ女子系ライター。愛用のカメラはCANON EOS 5D Mark IV。ミニマリストをお手本に道具や電子機器は徹底的に気に入ったものしか買わないと決めている。写真を撮りに行きたい国はアイスランド、インド、キューバ、台湾。