どうも!元家電量販店店員でユーチューバーのUZU(ウズ)です。
突然ですがHDMIケーブルってご存知ですか?
テレビ・レコーダー・ゲーム機・カメラなどで映像や音声を劣化させずに転送して利用できる便利なケーブル!
それがHDMIケーブルです。最近では普通に利用している方も多いと思いますが、実はまだまだ進化している途中のケーブルで種類も色々とあります。
HDMIケーブルをご存じない方は黄・赤・白の映像端子(コンポジット端子)と言うものを、まだ利用しているのかもしれませんね。ですが、
最近のテレビではコンポジットケーブルは既に廃止され直接繋ぐことは出来なくなっています。この事を販売員時代にお客様にお伝えすると、驚かれることが多かったのをよく覚えています。
映像ケーブルの種類
まずはHDMIの規格のことをお話する前に、映像ケーブルの種類を簡単に見ていくことにしましょう。 ちょっと細かい話しになりますが出来るだけ簡単にお話しますので付いてきてくださいね。
・映像端子(コンポジット端子)
8ピン端子RCA端子と呼ばれる物で、輝度信号と色信号、同期信号を混合した映像信号を1本のケーブルで送る。 プラグの色は黄色で、一般には音声のL(白)/R(赤)も一緒に束ねられている。40代以上の方は一番馴染みがある端子で無いでしょうか。
・S端子
映像信号を輝度信号(Y)と色差信号(C)にY/C分離して、それぞれの信号を1本のケーブルで伝送する。 映像端子よりもきれいな画質を転送できるということで、映像ファンには人気のケーブルでしが、現在はほとんど見かけなくなった端子です。
・D端子
コンポーネントのY/Cb/CrおよびY/Pb/Pr信号を一つの端子で伝送できる。 流れる映像フォーマットによってD1からD5まである。ちなみにD端子の名前の由来は端子の形状がDに似ていたからだそうでDigitalの略語ではありません。 当時ハイビジョン映像をテレビに送るのに多く売れたケーブルですね。私もテレビやレコーダーと一緒にたくさん販売しました!
・HDMI端子
元々はパソコンとモニターを接続するDVI端子をベースに開発された端子です。一番の特徴は一つの端子で、デジタル映像・音声・データ信号を伝送出来ることでしょう。 CEC(Consumer Electronics Control)規格に対応させることで対応機器同士を制御できます。簡単に言うと、テレビとレコーダーを一つのリモコンで操作できる「リンク」機能のことです。 その他にもARC(Audio Return Channel)でデジタル音声の双方向伝送が出来るのでテレビとシアターシステムを繋げて使うことが出来ます。
映像ケーブルも年数を重ね進化を続けています。今後も新しい規格が登場するとは思いますが現在の主流はテレビ・パソコン・ゲーム機など多くの家庭用機器ではHDMIが中心になっています。 昔からゲームが好きで遊び続けている私にとっては、1本で映像も音も綺麗にモニターに出力してくれるHDMIケーブルは本当に有り難い物です(笑)
HDMIケーブルのサイズ
では次は実際利用する時に非常に大切なポイントであるHDMIの端子サイズをよく確認しましょう!
・標準サイズ
テレビとゲーム機やBDレコーダーを繋げる標準サイズの端子です。
・ミニサイズ
ビデオカメラでよく使われているサイズになります。3種類の中では一番使用率は低いかもしれません。
・マイクロサイズ
スマホなどの小型端末に採用されることが多いサイズです。端子のサイズがマイクロUSBと似ていて間違える方が多い端子でもあります。 私も接客時によく悩まされました(笑)
一言でHDMIケーブルと言っても端子のサイズを確認しないと全く利用できません。 ですが、サイズを変換する端子もありますから全く無駄になるということはありませんのでご安心ください。
AMAZONで見るここまでの基本を知っておけばお店やネットで購入する際に使えずに失敗するということはありません。 ここからはより細かく自分の使い方にベストな物を選ぶための情報になります。
高いHDMIケーブルと安いHDMIケーブルって何が違うの?
私は高いHDMIケーブルも安いHDMIケーブルも使っていますが、別に高いものを使ったからと言って映像が綺麗に見えたり音が良くなったりした気はしません。 耐久性に関しても、スマホの充電ケーブルと違って、接続後に動かすことが少ないので断線することも殆どありません。 多くの方はわざわざ高いHDMIケーブルを使う必要は無いと思っています。
しかし、スマホを繋げて頻繁にプロジェクターやモニターに映像を出力するような使い方なら、耐久性は気にした方がいいかも知れませんね。 以前、家電量販店で接客をしていた時に高額の液晶テレビに高額のBDレコーダー(Ultra HD対応)を繋げてらっしゃったお客様は、 ケーブルも高額なものを購入していて、映像の美しさを店頭で語ってくれていました。解る人には解るという事なのでしょうか。
・高いHDMIケーブル
AMAZONで見る簡単に言ってしまうと大手メーカーの物は高いです。ブランド力でしょうか(笑) あとはケーブルの耐久性が高いもの、銅線の質が高いものやノイズ対策を行っているものがあります。
・安いHDMIケーブル
AMAZONで見る周辺機器専門メーカーが安く提供してくれています。 品質が悪いわけではないと思いますが、銅線の質や耐久性には期待しない方が良いかもしれません。
全てのHDMIケーブルが4K/8Kに対応しているの?
ここは気をつけなければならないポイントですが、HDMIケーブルにもバージョンと言うものが存在します。
2017年1月には最新のVer2.1が発表されています。現状は1.4か2.0が主流だと思います。4K映像を楽しむならVer2.0以上がおすすめになります。
実際にはVer1.4でも4K/30fpsの映像は対応できるそうなのですが、なめらかな60fps以上のフレームレートには対応できません。
8Kの事を考えると最低でVer2.0で出来ればVer2.1以上があった方が良いようです。Ver2.0では8Kの60fpsに対応しないからです。
単純な話でお伝えするとバージョンが上がるごとに秒間のデータ転送容量が増えます。
それ以外にも映像以外の面で音声や3D機能やHDR (High Dynamic Range)への対応状況も変わってくるので細かい進化も様々あります。
もうなんだか解らなくなってきてしまいますね(笑)
いかがだったでしょうか?一言で映像ケーブル、HDMIケーブルと言っても、
種類や規格がたくさんあることが、お解りいただけましたでしょうか?
HDMIケーブルを選ぶときのポイント
- ・自分が必要としているケーブルの端子の種類とサイズを確認する。
- ・耐久性が必要か不要か考える。不要ならわざわざ高い物を買う必要無い。
- ・4K映像を転送する必要があるのか?
あ!あとはケーブルの長さも重要ですね。自分の使用環境に何メートル必要なのか確認した上でご購入くださいませ。
元家電量販店員。YouTubeでカメラやゲームなどの話しをほぼ毎日投稿しています。 家電量販店での経験を活かして、難しい家電やサービスの話しを解りやすく多くの方に情報発信していきます!