なんかこのスマホ、使ってるとめっちゃ熱くなるな~? とか、携帯ゲーム機を使っていると妙に熱を持ってるポイントがあるなど、体感的に熱を感じる場面はいくつかありますが、実際にどこがどれぐらい熱を持っているのかまではわかりませんよね。正確な熱量を測るのは難しいとしても、ひとつの目安として可視化してくれるアイテムがサーモグラフィーカメラです。
誰しもが1度は目にしたことがあるような、赤や紺色のグラフィックで熱量の違いを可視化してくれるものですが、少し前まではそれこそ数十万円ぐらいするような高価なもので、試してみたくてもなかなかそのチャンスは訪れませんでした。それが、なんと数万円で利用できるスマホ用の周辺機器として手に入るようになりました。
ということで、今回レビューするのはTOPDONというところから発売されている『TC002』というサーモグラフィーカメラです。こちらはLightningで接続するiOS向けのデバイスになっており、USB Type-Cに対応したAndroid向けの『TC001』という商品もラインナップされています。
持ち運びにも便利な専用ケースが付属
『TC002』のパッケージは結構しっかりとした作りになっており、中には専用ケースに入れられた本体とマニュアルが同梱されています。専用ケースの中を開けると、本体の他、カメラ部分を延長して使用するためのケーブルとクロスが付属しているといった感じです。
『TC002』の本体には、iPhoneなどに直接差し込めるようにLightningケーブルの端子が取り付けられています。「TOPDON」のロゴマークが描かれた反対面にカメラが付けられており、こちらで読み取った情報をスマホで表示するといった仕組みになっています。
そのため、スマホ自体のカメラを使用するわけではないので、こちらを指で塞がないようにする必要があります。また、どうしても本体に取り付けた状態では使いにくい場面が出てきたときは、付属している延長ケーブルを利用することである程度自由にカメラを動かすことができるようにもなっています。
プラグ&プレイで即利用できるお手軽さが魅力
こうしたデバイスを利用するには、なんだか面倒そうな手続きが必要そうといったイメージもあるかもしれません。しかし、この『TC002』はそうした手間は一切不要で、まさにプラグ&プレイといった感じで、iPhoneに直接差し込むだけですぐに利用することができるところが魅力となっています。
具体的には本体に『TC002』を差し込んだ後、専用アプリを起動してから利用することになるのですが、初回に利用するときは本体に接続したときにアプリのインストールを促されます。その流れでApp Storeから目的のアプリが入手できる仕組みになっているため、ほとんど迷わず使い始めることができます。
アプリ起動するとメニューが表示されます。この中でメインで使用することになるのが、「熱画像」です。一番下にある「個人センター」を選ぶと「設定」の画面に切り替わり、様々な設定を行うこともできます。
付属している紙のマニュアルは簡易的なものですが、「設定」の一番下にある「マニュアル」を選ぶことで、日本語の説明書も読むことができます。使い方がよくわからないときや、さらに詳しく設定したいときなどは、こちらを参照するようにしましょう。
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コンピュータホビー雑誌「ログイン」の編集者やドワンゴでモバイルサイトの企画・運営等を経て、2014年よりフリーで活動中。XRやPCなどのIT系やゲームをメインに、年間120本以上の取材をこなしています。