筆者のキャンプ歴は5年。
まだまだ未熟なキャンパーですが、そのキャンプスタイルはキャンプ場でのキャンプに始まり、野営、雪中キャンプ、島キャンプと様々なスタイルを経験してきました。
ただその5年という短いキャンプ歴にも関わらず、なかなかたくさんのキャンプギアを購入してきたと思います。
「買ってよかったキャンプギア」を紹介しようとすれば、ベスト10くらいはすぐに出てくるのですが、キャンプスタイルによって使い辛かったり、持っていかなったりするものもあるので一概に「ベスト10」を選抜するのも難しくもあります。
そこで今回は【どんなキャンプスタイルでも役立ったキャンプギア】に絞ってご紹介したいと思います。
ペグを買うならこのペグだけで良い!
キャンプで、必ず使うものと言えば「ペグ」ですよね。
テント張りからタープ泊するにも、やはりペグは準備する方は多いのではないかと思います。
まずご紹介するのは「買って良かったペグ」についてです。
僕が最初に購入してから、ソロキャンプでもデュオキャンプでも必ず持っていくペグが「チタンペグ」になります。

「軽い・丈夫・錆びない」という最強ペグですね。
ペグと言えば職人の技術が作り出す鍛造ペグが人気ですが、個人的にはチタンペグの方が使い勝手が良いです。鍛造ペグで折れ曲がってしまう硬い地面でも曲がることはないし、その軽量さはやはり正義です。
実際に測ってみたところ、24cmのチタンペグが1本54グラムでした。持っていた鍛造ペグの20cmを測ってみると73グラム。鍛造ペグより長いにも関わらず、20グラムも軽いんです。ペグを買い直したくない方、軽量を求める方はベストバイですね。
Boundless Voyage Boundless Voyage チタンペグ ソリッド F-Ti401516P40

持ち運びがしやすい伸縮ポール
2つ目にご紹介するのは、伸縮する「ZEROGRAM ULタープポール170GD Quick Down」のタープポールです。

タープポールといえば、組み立てる前はいくつかのパーツに分かれてしまうものが多いですが、このポールは収納時に1本に収まるため、嵩張らないのが魅力的なんです。
最長170cmという程よい長さで、短くすれば56cm。重量も236グラムという軽さ。

サイズも4段階変えることができ、実測172/168/164/160cmと微調整も可能です。 特にバックパックキャンプの時には便利で、バッグに差しても大した重量ではなくかさばりもしません
ZEROGRAM ZEROGRAM UL タープポール 170 GD Quick Down

ナイフで迷ったらこれ一択です!
そして、買って良かったキャンプギアベスト10にしてもトップに位置してしまうであろう【KA-BAR BK2】をご紹介します。

キャンプにナイフは切っても切り離せないギアです。
その中でもバトニング用のナイフはあれやこれやと探してしまう方も多いのではないでしょうか。
このケーバーナイフはカスタマイズしてしまっていますが、価格は16,000円ほど。決して安いとは言えませんが、キャンプ歴5年の間ずっとこのナイフでバトニングし続けてきました。

フルタング(刃先から柄まで金属が貫通しているもの)なので、ガンガン薪割りしても壊れることがありません。枝払いから、肉切りまでこなす万能ナイフです。キャンプを始めて迷ったら、まずこのナイフがおすすめです。
※本文内の価格情報は2023年7月26日時点でのAmazon.co.jpの価格です。
マナーも守りつつ、絶対必要なキャンプギア
4つ目は、何気に忘れがちなキャンプギアのご紹介です。
キャンプと言えば焚き火をすると思いますが、その「後片付け」はどうされていますか?
まさかその場に放置…なんてことをする人はいないはず。
キャンプ場であれば灰捨て場などがあるのでそこで処分できますが、野営であれば焚き火で燃え残った灰や、炭などはキレイに持ち帰って処分するのがキャンパーとしてのマナーです。
そこで便利なのがこちら。
Naked Laboの「Ash sack」という火消し袋です。
焚き火後の完全消火ができていない灰や炭でも、口を折り曲げて閉じることで酸素を遮断して完全に消火へと促すことができます。

火消し壺とは違って袋なので非常に軽量ですし、折り畳めばものすごくコンパクトになります。

キャンプ用のバッグにいつも忍ばせておいても気にならないサイズ・重量ですよね。
クッカースタッキングはロマンです
最後にご紹介するのはクッカー類です。
このクッカーをスタッキングしていくのは、もうキャンパーのロマンと言っても過言ではありません。なので今回は1つではなく、複数のクッカーをスタッキングした状態でご紹介したいと思います。
まずは「snow peakトレック900」というアルミのクッカー。このクッカー単体であれば、OB缶もスタッキングできるサイズ感になっています。
僕はこの中にいくつかのクッカーを収納してキャンプに持ち運んでいます。

一番左が「snow peakトレック900」で、その隣がチタン製の「snow peakチタントレック 700」です。こちらは湯切り用のスリットがついた蓋付きで、麺を茹でた際にはちゃんとお湯を切ることができるようになっています。小さいOD缶であれば、この中に収納することも可能です。
そして、この次にスタッキングしているのは「snow peakチタンシングルマグ450」と「snow peakチタンシングルマグ300」を重ねて収納しています。

このクッカースタッキングの特徴としては、アルミとチタンの2種類の素材を用意している点です。アルミは熱伝導率が高く、お湯をすぐに沸かすのも得意ですし、ムラなく熱を伝えることができるため「炊飯」に向いています。
チタンは軽さ、丈夫さ、そして熱いものを入れても「熱くない」「冷めにくい」というメリットがあります。熱のムラはあるので調理などには向きませんが、やはり軽くて丈夫なところがキャンプや登山に持っていきやすい素材ですね。
ちなみに、焚き火でガンガン燃やして大火力で使うというならば「ステンレス」がおすすめです。
※本文内の価格情報は2023年7月26日時点でのAmazon.co.jpの価格です。
最後に
ということで、今回はどんなキャンプスタイルでも必ず持っていく「買って良かったキャンプギア」を5つご紹介させて頂きました。
まだまだブラッシュアップすることはできますし、こだわることもできます。あくまで今の僕のキャンパーとしてのスキルと経験でお伝えしたに過ぎません。
このキャンプギアが変わって、そしてまた戻って、さらに自作して…、それが楽しいんですよね。ぜひ皆様もいろんなキャンプギアを試して、こだわりのキャンプをこれからも楽しんでいってくださいね!
5年前にキャンプを始めてその良さにハマり、現在では山梨県北杜市に移住し、山を開拓してセルフビルドで建てた小屋で生活。その生活では山菜採りや渓流釣り、家庭菜園などで自給自足を目指しつつ、変わらずキャンプや登山を楽しんでいる映像クリエイターです